2013年3月21日木曜日

Hyper-Vでの仮想マシン削除エラー

Hyper-Vマネージャーにて仮想マシンの削除を行った際に、「一般のアクセスが拒否されました(0x80700005)」というエラーメッセージが表示され、削除できないということが発生しました。
この解決方法を記載します。

まず、原因は、トレンドマイクロのServerProtectによるリアルタイムスキャンであることが分かりました。
この内容は、「KB961804」に記載されており、詳しくはこちらをご覧下さい。

Hyper-Vの構成ファイルやVHDへのアクセス処理とウィルスソフトの処理がバッティングし、スナップショットの作成/削除、仮想マシンの起動/停止/削除が失敗するという問題に該当するそうです。

対策として、下記ファイルをスキャン対象から除外することとなります。

・既定の仮想マシン構成ディレクトリ (C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Hyper-V)
・カスタム仮想マシン構成ディレクトリ
・既定の仮想ハード ディスク ドライブ ディレクトリ(C:\Users\Public\Documents\Hyper-V\Virtual hard disks)
・カスタム仮想ハード ディスク ドライブ ディレクトリ
・スナップショット ディレクトリ(通常は VHD 保存先と同じディレクトリ)
・C:\Windows\System32\Vmms.exe
・C:\Windows\System32\Vmwp.exe

上記のファイルをスキャン対象から除外した上で、仮想マシンの削除を実行したところ、問題なく削除することができました。