一時的にDHCPサーバの機能の利用する必要があり、その際にRTX1100を使用しました。その時の設定メモを記載します。
RTX1100は工場出荷状態に初期化されたものがあり、それに対して設定を行う必要がありました。
RTX1100の設定を行うためには、シリアルケーブルで接続するか、Telnetで接続する必要があります。シリアルケーブルでの接続には、クロスのシリアルケーブルが必要でしたが、手元にありませんでしたので、Telnetで接続する方法にて設定を行うことにしました。しかし、工場出荷状態では、RTX1100にはIPアドレスが振られていないため、Telnetでの接続もできない状態でした。
調べたところ、RARPを使用することで特定のMACアドレスに対して、IPアドレスを割り当てることができることが分かりました。
そこで、Windowsで利用できるRARPdをこのサイトから取得します。
作業の手順は次の通りです。
1.rarpd.zipを解凍します。
2.解凍したフォルダに下記内容が記載されたファイル名が「rarpd.tbl」というファイルを作成します。
「MACアドレス IPアドレス」
MACアドレス:IPアドレスの割り当てを行いたい機器のMACアドレスを指定します。
IPアドレス:IPアドレスとして割り当てたいIPアドレスを指定します。
詳細内容
00.a0.de.36.c0.09 192.168.0.1
3.RARPD.EXEを実行します。
4.背面にあるINITボタンを押しながら、電源を入れます。
5.telnetクライアントを使用して、RTX1100に接続します。
6.接続後、下記のコマンドを入力します。
Password: ←初期はパスワードが設定されていないのでEnterを押します。
>administrator
Passwd: ←初期はパスワードが設定されていないのでEnterを押します。
# ip lan1 address 192.168.0.1/24 ←IPアドレスを設定
# dhcp service server
# dhcp scope 1 192.168.0.100-192.168.0.200/24
# dns server pp 1
# dns private address spoof on
# save ←不揮発性メモリに書き込み
これで、DHCPサーバ機能を利用できるようになりました。